|
|
病気になった人を非難することは、世の東西を問わず存在し、
「犠牲者非難(victim blame)」と言われています。
たとえば、ある国では、つい最近まで、
女性はハンセン病にかかると生きたまま焼かれていたというところもあったそうです。
ハンセン病やHIV/AIDSになると女性は離婚されるというのは、
多くの国でよくある話です。
日本で糖尿病や高血圧を「生活習慣病」というのも、
なった人の生活習慣が悪いからだと非難する意味を含んでいますよね。
(ちなみに「生活習慣病」というのは厚労省が作り出したお役所言葉です)
最初に検疫間が防護服を着て、インフル疑いの患者のそばにいる画像を見たとき、
当然、犠牲者非難が起こると思い、自分のブログ(「こなすの部屋」)で
日本はハンセン病やHIV/AIDSの負の歴史から何も学ばなかったのだろうか、
と問題提起しました。案の定ですね。
手洗いとうがい、咳エチケット、具合が悪くなったら医療機関に受診、必要な薬を飲み、治るまで学校や職場を休む。最善と考えられることをするということで、一般市民としてはもう十分です。不必要に怖がって、右往左往したり、余計な憶測をしたりすることはないと思います。
ちなみにたまさん、私は一度も「楽観視できる」とは書いていません。必要以上に騒ぐのはおかしい、と言っているだけです。タミフルにしても、耐性や副作用といったリスクもあるし、本当に必要な時だけに処方すべきというのが、アメリカでの臨床的共通了解です。(タミフルをあれだけたたいたマスコミが、今回は随分タミフル使用に寛容ですね。感染者の近くにいた医療者に予防的に処方したと言うのは、どう考えてもナンセンスとしか思えないのですが。)
http://2nd.geocities.yahoo.co.jp/gl/ko2006nasu
|
|